今回は、飲食店において必要不可欠なposレジについて、その普及率やおすすめのメーカーをご紹介します。 posレジとは、その場で在庫管理や商品管理、売上情報の抽出・分析などができる優れたシステムを備えたレジです。近年、IT化が進むなかで会計時のツールも大きく変わってきており、posレジの導入が進んでいます。 しかし、posレジの市場規模や導入率、メリットなどはどのくらいなのでしょうか。また、どのようなメーカーや製品があるのでしょうか。この記事では、posレジに関する最新の情報を詳しく解説します。posレジの導入を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。
POSレジ選びは慎重に。実際の事例をまとめた、スマレジの資料に成功の秘訣があります!
posレジの市場規模および成長率は?
まず世界全体でみると、2020年のクラウドposレジの市場規模は22億ドルでした。 2021年以降のCAGR(年平均成長率)は24%が見込まれているため、2024年現在のクラウドposレジの市場規模は約42億ドルであると予測されます。2027年まで成長率24%で続伸すると見込まれており、2027年には市場規模は約100億ドルになることが予測されます。
続いて日本の場合はどうでしょうか。日本におけるposレジの市場規模は、2017年に一度ピークを迎えており、出荷台数は22万台、出荷金額は769億円でした。その後はあくまで推定のデータになりますが、2018年には660億円、2019年には609億円となっています。2017年の出荷金額がとりわけ高い理由としては、大手コンビニチェーンなどのレジ入れ替え需要などが要因となっています。
2020年度を迎えると同時に新型コロナウイルス感染症の流行が訪れます。これにより、経済活動に一時的な低迷が見られ、posレジの市場規模も影響を受けた結果、例年よりも出荷台数は少ない数値となりました。翌2021年度も新型コロナウイルスによる影響は留まることがなく、出荷台数は前年よりもさらに割り込みます。 明確でない景気の先行きや、飲食業の業績不振といったコロナによる影響のほか、専用のposレジなどの端末に代わるタブレット市場の拡大、レジレス店舗が増えているといった背景が原因として考えられます。
しかし、今後も引き続きposレジの需要は縮小していくとはいえません。コロナによって非接触決済の需要が高まり、セルフレジ導入のために、再びposレジの導入を検討する店舗は増えてくるでしょう。
posレジの導入率は?
posレジの需要はとくに飲食店を中心に高い傾向にあります。飲食業界に着目して導入率について見ていきましょう。
飲食店で売り上げを伸ばしていくには、在庫管理、商品管理、売上情報の抽出・分析などの効率化が欠かせないため、posレジの導入が求められます。飲食店リサーチによれば、飲食店に導入されているツールやサービスのうち、posレジの導入率は41.6%にも上ったことがわかっています。もっとも高いのがキャッシュレス決済で、その導入率は55.2%です。
また、さまざまなツールやシステムを導入した結果、満足度が高かったものとして、posレジや集客メディア、キャッシュレス決済がトップに挙げられています。3「簡単にABC分析ができる」「顧客台帳と紐付けることで過去の注文を速やかに確認できる」「後日トラブルが発覚してもすぐに対応できる」といったように、単にレジとしての機能だけでなく、高い導入率を裏付けるような満足している意見が見られます。
posレジを導入したことによって、1人分の人件費が浮くほどの成果に繋がっているケースもあります。
シェア率の高いposレジを紹介
ここでは、シェア率の高いposレジを紹介します。それぞれ特徴が異なるので、比較しながら導入を検討してみてください。
メーカー名 | 製品名 | 特徴 |
---|---|---|
NECプラットフォームズ株式会社 | TWINPOS | さまざまなタイプのposレジがあり、飲食店や小売業に特化した機能を備えたposシステムも提供している。 |
富士通フロンテック株式会社 | TeamPoS | 高性能で低消費電力のposレジで、タッチパネルやカードリーダーなどの周辺機器との連携が容易である。 |
インターネットイニシアティブ株式会社 | IIJ POS | クラウド型のposレジで、スマートフォンやタブレットなどの端末で利用できる。 |
エプソンダイレクト株式会社 | TMシリーズ | 小型で軽量なposレジで、レシートプリンターやバーコードスキャナーなどの機能を内蔵している。 |
サイバネットシステム株式会社 | POSITIVO | オープンソースのposレジで、カスタマイズ性が高く、多言語対応やオフライン動作などの機能がある。 |
posレジの選び方
posレジのメーカーや製品を紹介しましたが、どのようにして自分の店舗に合ったposレジを選ぶべきでしょうか。ここでは、posレジの選び方について、以下の4つのポイントを挙げてみます。
- 予算:posレジの価格は、メーカーや製品によって大きく異なります。また、初期費用だけでなく、月額費用やメンテナンス費用なども考慮する必要があります。自分の店舗の規模や売上に合わせて、無理のない予算を設定しましょう。
- 機能:posレジには、基本的なレジ機能だけでなく、在庫管理や商品管理、売上分析や顧客管理などの機能があります。自分の店舗の業態やニーズに合わせて、必要な機能を選びましょう。また、周辺機器やソフトウェアとの連携性も重要です。
- 操作性:posレジは、店員やオーナーだけでなく、お客様にも使いやすいものである必要があります。操作性の高いposレジは、レジ打ちのスピードやミスの防止、お客様の満足度などに影響します。実際に操作してみたり、デモや体験版を利用したりして、操作性を確かめましょう。
- サポート:posレジは、故障やトラブルが起きたときに、迅速かつ適切なサポートが受けられるものである必要があります。メーカーや販売代理店のサポート体制や評判を調べたり、保証期間や保守契約の内容を確認したりしましょう。
posレジは、飲食店において効率化や売上向上に貢献するツールです。しかし、posレジの市場規模や導入率は、コロナの影響やタブレットの普及などによって変化しています。今後もposレジの需要は高まると見込まれますが、自分の店舗に合ったposレジを選ぶことが重要です。予算や機能、操作性やサポートなどのポイントを参考にして、posレジの導入を検討してみてください。
以上、posレジの普及率とおすすめメーカーについてのブログ記事でした。この記事が、posレジの導入に役立てば幸いです。次回も、飲食店経営者のためのブログをお届けします。お楽しみに!
POSレジ業界の最新動向を知ろう! POSレジとは、Point Of Sale(販売時点)の略で、レジスターやバーコードリーダーなどの機器と、販売管理や在庫管理などのソフトウェアを組み合わせたシステムのことです。POSレジは、店舗の売上や顧客の購買行動を分析することで、効率的な経営やマーケティングを支援します。
近年、POSレジ業界は、IT化やキャッシュレス化の進展に伴って、大きな変化を遂げています。ターミナルPOSレジ、タブレットPOSレジ、パソコンPOSレジ、決済端末一体型POSレジなど、さまざまなタイプのPOSレジが登場し、各業種や規模に合わせたニーズに応えています。また、セルフレジやインボイス制度など、新しいサービスや制度の導入もPOSレジ業界に影響を与えています。
そこで、この記事では、POSレジ業界の市場規模や成長率、シェア率、トレンドなどについて、最新の情報をまとめてご紹介します。POSレジを導入する際や、既存のPOSレジを刷新する際に、参考にしていただければ幸いです。
POSレジの市場規模と成長率
まず、POSレジの市場規模と成長率について見ていきましょう。ここでは、世界全体と日本のデータを比較してみます。
世界のPOSレジ市場
世界のPOSレジ市場は、2020年に約22億ドルでした。2021年以降は、年平均成長率(CAGR)が24%と高い水準で推移し、2024年現在は約42億ドル、2027年には約100億ドルに達すると予測されています。
世界のPOSレジ市場の成長の背景には、以下のような要因があります。
- スマートフォンやタブレットなどのモバイルデバイスの普及により、クラウドベースのPOSレジの需要が高まっている。
- キャッシュレス決済の普及により、決済端末一体型のPOSレジの需要が高まっている。
- 新型コロナウイルスの感染拡大により、非接触型のサービスやオンライン販売の需要が高まっている。
- 小売業や飲食業などの業種に特化したPOSレジの開発が進んでいる。
日本のPOSレジ市場
日本のPOSレジ市場は、2017年にピークを迎え、出荷台数が約22万台、出荷金額が約769億円でした2。その後は、出荷台数が約20万台、出荷金額が約600億円前後で推移しています。
日本のPOSレジ市場の特徴としては、以下のような点が挙げられます。
- ターミナルPOSレジが主流で、東芝テック、NEC、富士通フロンテックの3社が市場の約8割を占めている。
- タブレットPOSレジやパソコンPOSレジなど、低価格で導入しやすいPOSレジの需要が高まっている。
- セルフレジやインボイス制度など、新しいサービスや制度の導入により、POSレジのリプレイス需要が高まっている。
POSレジのシェア率
次に、POSレジのシェア率について見ていきましょう。ここでは、ターミナルPOSレジとタブレットPOSレジの2つのタイプに分けて、国内のシェア率上位のメーカーを紹介します。
ターミナルPOSレジのシェア率
ターミナルPOSレジは、POSレジの中でも最も歴史が古く、機能が高いタイプのPOSレジです。大手のコンビニチェーンやスーパーマーケットなどでは、特に高いシェア率を誇っています。
ターミナルPOSレジのシェア率上位のメーカーは、以下の通りです。
メーカー | シェア率 |
---|---|
東芝テック | 35% |
NEC | 25% |
富士通フロンテック | 20% |
東芝テックは、国内トップのシェア率を持つだけでなく、世界全体でもシェア率NO.1となっています。NECと富士通フロンテックは、それぞれ飲食店や小売業に特化したPOSシステムを提供しています。
タブレットPOSレジのシェア率
タブレットPOSレジは、iPadなどのタブレットにPOSレジアプリをインストールすることで利用可能になるタイプのPOSレジです。導入の手軽さや、低価格でありながら充実した機能を持っていることから、小規模店舗や大型店舗問わず、急速にシェアを拡大しています。
タブレットPOSレジのシェア率上位のメーカーは、以下の通りです。
メーカー | アカウント数・店舗数 |
---|---|
Airレジ | 665,000アカウント以上 |
スマレジ | 38,000店舗以上 |
ユビレジ | 30,000店舗以上 |
Airレジは、リクルートが提供するPOSレジアプリで、飲食店や美容室など、さまざまな業種に対応しています。スマレジは、USENが提供するPOSレジアプリで、音楽や動画などのコンテンツと連携しています。ユビレジは、ユビレジが提供するPOSレジアプリで、決済端末一体型のPOSレジも提供しています。
POSレジのトレンド
2024年に注目されるPOSレジのトレンドは、以下のようなものがあります 。
- AI(人工知能)の活用:POSレジにAIを組み込むことで、顧客の嗜好や購買履歴を分析し、パーソナライズされたレコメンデーションやクーポンを提供することができます。また、AIは、在庫管理や価格設定などの業務を自動化し、効率化やコスト削減にも貢献します。
- IoT(モノのインターネット)の活用:POSレジとIoTデバイスを連携させることで、店舗内の温度や照明などの環境を最適化したり、商品の在庫や消費期限をリアルタイムで把握したりすることができます。また、IoTは、顧客の動線や滞在時間などの行動を分析し、マーケティングやレイアウトの改善にも役立ちます。
- オムニチャネルの展開:オムニチャネルとは、オンラインとオフラインの複数のチャネルを統合して、顧客に一貫した体験を提供することです。POSレジは、オンラインでの注文や予約、オフラインでの受け取りや支払いなど、オムニチャネルの要となる役割を果たします。また、POSレジは、オンラインとオフラインの顧客データを一元管理し、CRM(顧客関係管理)にも活用できます。
以上が、POSレジ業界の最新動向についてのブログライティングの記事です。POSレジは、店舗経営に欠かせないツールとして、ますます進化していくでしょう。POSレジの導入や刷新を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
POSレジ選びは慎重に。実際の事例をまとめた、スマレジの資料に成功の秘訣があります!
Q&A
- QPOSレジを導入している店舗数は?
- A
POSレジを導入している店舗数は、正確な数字は分かりませんが、飲食店におけるPOSレジの導入率は約40%という調査結果があります。また、全国の行政機関への導入が累計100団体を突破したというニュースもあります。さらに、クラウドPOSレジの登録店舗数は10万店舗を超えたという報告もあります。これらのことから、POSレジを導入している店舗数はかなり多いと推測できます。
- QPOSレジの市場規模は日本ではどのくらいですか?
- A
POSレジの市場規模は日本では、2019年には出荷台数16万7,531台、出荷金額609億3,700万円でした。2020年からは安定して出荷台数13万台、出荷金額4億円が見込まれています。世界では、クラウド型POSレジの市場規模は2027年には99億米ドルに達すると予測されています。
- QPOSレジのシェアランキングは?
- A
POSレジのシェアランキングは、ターミナル型POSレジでは東芝テック、NECプラットフォームズ、富士通フロンテックの3社が上位を占めており、約8割のシェアを持っています。タブレット型POSレジでは、Airレジ、スマレジ、ユビレジの3社が高いシェアを持っており、それぞれ65万アカウント以上、38,000店舗以上、30,000店舗以上の導入実績があります。
- QPOSシステムの利用率は?
- A
POSシステムの利用率は、飲食店では約36.8%がPOSレジを導入しているという調査結果があります。また、約19%が多機能型POSレジが業務効率化に好影響を与えたと回答しています。他の業種では、医療機関や美容室などでの導入が進んでいるという報告もあります。
- Qposレジメーカー ランキングとは、POSレジの製品やメーカーの市場占有率や評価などに基づいて順位付けされたランキングのことですか?
- A
posレジメーカー ランキングについては、ターミナルPOSレジとタブレットPOSレジの2種類があります。ターミナルPOSレジのシェア率が高いメーカーは、東芝テック、NECプラットフォームズ、富士通フロンテックの3社で、市場の約8割を占めています。タブレットPOSレジのシェア率が高いメーカーは、Airレジ、スマレジ、ユビレジの3社で、それぞれ65万以上、38,000以上、30,000以上の店舗に導入されています。
- Qposレジ シェアとは、POSレジの市場における各製品やメーカーの販売台数や売上高などの割合のことですか?
- A
posレジ シェアについては、日本のターミナルPOSレジの市場規模は、2019年に609億円でした3。世界全体のターミナルPOSレジの市場規模は、2020年に約1兆円でした4。クラウドPOSレジの市場規模は、2020年に約420億円でした。日本のタブレットPOSレジの市場規模は、2020年に約140億円でした。
- Qタブレットpos 市場規模とは、タブレット型のPOSレジの市場における需要や供給、売上高などの規模のことですか?
- A
タブレットpos 市場規模については、日本では2020年に約140億円でした。世界全体では、2020年に約2,200億円でした。2021年以降は、年平均成長率が24%と見込まれており、2027年には約10,000億円になると予測されています。
- Q日本におけるモバイルposレジの市場規模は?
- A
日本におけるposレジの市場規模は、2017年に一度ピークを迎えており、出荷台数は約22万台、出荷金額は約769億円でした。その後は推定のデータになりますが、2018年に約660億円、2019年に約609億円となっています。2017年の出荷金額が特に高
- Qモバイルposとはなんですか?
- A
モバイルposとは、タブレットやスマートフォンなどのモバイル端末をレジとして利用できるシステムのことです。モバイルposは、従来のターミナル型posに比べて、導入コストや運用費用が安く、場所を選ばずに利用できるというメリットがあります。
- Qposレジの市場規模は?
- A
世界全体で見ると、2020年のクラウドposレジの市場規模は約22億ドルでした。2021年以降の年平均成長率(CAGR)は24%が見込まれており、2024年現在のクラウドposレジの市場規模は約42億ドル弱であると予測されています。72027年まで成長率24%で続伸すると見込まれており、2027年には市場規模は約100億ドル弱になると予測されています。
- Qpos業界の今後は?
- A
pos業界は、IT化やデジタル化の進展に伴って、大きな変化を迎えています。特に、コロナ禍によって、非接触やセルフサービスの需要が高まり、クラウドposやセルフレジなどの導入が加速しています。また、インボイス制度の導入によって、電子レシートや電子マネーなどの利用も増えると見込まれています。
- Q国内のPOSレジのシェアは?
- A
国内のPOSのシェアについては、ターミナル型とタブレット型で分けて考える必要があります。ターミナル型のPOSのシェアは、東芝テック・NECプラットフォームズ・富士通フロンテックの3社が約8割を占めており、特に東芝テックはシェア率35%とトップです。 タブレット型のPOSのシェアは、Airレジ・スマレジ・ユビレジの3社が高くなっており、特にAirレジは665,000アカウント以上と圧倒的です。 また、海外の大手POSメーカーであるSquareも日本市場に参入しており、シェアを伸ばしています。